ユトリロさんのおうち
今日の一枚
題名;ユトリロさんのおうち
サイズ;11x5x5cm(杉)
販売価格;¥2,500
『パリという街はわれわれ外国人に対して
不思議な魅力を持っている。
花の都というような言葉から連想される
華やかで優雅な、洗練された趣味といったものではない。
そういった美しさも無論あるにはあるが、
それはしばしば小市民的スノビスムのあらわれであったり、
観光用の宣伝であったりする。
むしろパリは灰色の石の冷たい街。
貝が貝殻の中に閉じこもり、貝殻が岩に固着するように、
人々は各自の生活の中に立てこもり、
かたくなに因習を守っている。
外面的な装いの華やかさも愛想のよさも、
われわれを受け入れる代わりにわれわれに反撥を感じさせる場合が多い。
だからしばらくパリにいると、
われわれはこの陰鬱な街を逃れて
どこか別のところに、もっと明るくもっと自然な
ところに出て行きたいと思うのだ。
ところが、いざパリ以外のところに出てみると、
今度は無暗にパリが恋しくなり、
早くパリの戻りたいと思い、
パリに着くとホッと息をつくのである。』
『パリという街は・・・・一度も行ったことがありません。
唯一行った海外旅行はハワイ。
よかったなぁー、ハワイ!
もう一度行きたいなぁー、ハワイ!』
しまこう著 「shimakou35ブログ2011/01/31」より